この2つの作用が「結合水」の崩壊によって同時に引き起こされているならば、逆に「結合水」を安定化させることができさえすれば、VOC類の発生も、建材内部の酸化現象も同時に抑制できるはずである。

「水を制するには水を知ること」こそが、最良の方策といえる。

当社のVOC対策の研究は「蒸散しやすい結合水」と「蒸散しにくい結合水」の概念から研究開発が始まっている。「結合水」と同等に微粒子化させ、安定した原水(VOC液)をベース液とし、物質反応別に微量元素を配合する。一方は揮発化の方向に崩れたVOC類を分解して放散させるもの。もう一方は、まだ安定性を維持している「結合水」に対して、さらにその結合力を強化させ、建材内部においてさらに安定させることが可能になるもの。

こうして開発された、はたらきの異なる4種の微量元素水(W'PHIXZ-VOC液)を目的別、建材別に3段階に分けて噴霧していく。これが当社研究チームがたどりついたVOC・ホルムアルデヒド減衰工法「W'PHIXZ-Able工法」のメカニズムである。

       
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